2019年2月15日

(林瑞絵の欧州だより)漫才師,パリで講演 原発事故の現状 世界に:おしどりマコ

去る2月1日、おしどりマコさんによるフランス初の講演会が開かれた。

会場は日本語の高等教育で名高いパリの国立東洋言語文化研究所。マコさんは夫のケンさんとコンビを組む漫才師で、東電福島第1原発事故後に取材活動を始めた異色の経歴の持ち主。今回は「原子力と民主主義」をテーマに、取材を通して得た知見や福島第1原発の深刻な現状を、豊富な資料とデータを織り交ぜ語った

北海道新聞 2019.2.15 <林瑞絵の欧州だより>漫才師、パリで講演 原発事故の現状 世界に:おしどりマコ (はやし・みずえ=映画ジャーナリスト)
一部引用
■進まない事故検証
二重規範に違和感を抱いたマコさんは「本当に起きていること」を探るため、東電の会見に通うように。そして時は流れ、今では会見出席数が最多の「記者」となった
■英語圏で発生なら
ここではいきなり鋭い指摘が相次いだ。「政治のことを話さぬ国」「笑ってごまかす国」などなど。辛口で耳が痛いが、興味を持って観察しているからこそ言える「愛のある指摘」に思えた…「もし英語圏で事故が起こっていたら、世界は原子力に関する情報を得て議論がより進んでいたかもしれない」