2019年2月24日

20190224_おしどりマコ 立川街宣書き起こし

みなさんこんにちは
おしどりマコと申します

おしどりマコ 東京・立川駅街宣

おしどりマコです
今年の7月の参議院議員選挙で、全国比例で
立憲民主党から立候補する予定になりました
おしどりマコと申します

本当は、私は芸人なんですけど
さっきここで前説をしていたのが
私の相方なんですけれども
漫才をしております

なぜ芸人が選挙に立候補しようかと
なぜ思ったかについて少しお話します
2011年、東日本大震災があって
そして原発事故があって
いろいろ考えました

おしどりは
よしもとクリエイティブ・エージェンシー
というところに所属しておりまして
過去形なんですけど
去年の9月まで所属していました

一応テレビ業界の端っこにおりましたので
原発事故があって、テレビでいろんな人たちが
アナウンサーや有識者やいろんな人たちが
原発事故について、直ちに影響はありません
レントゲン1回分の線量だから問題ありません
そう繰り返していたときに

テレビに出ている
ミュージシャンや俳優やタレントや
もちろん芸人も
どんどん原発事故の汚染を逃れるために
東京から脱出していったんですね
もしくは、東京で働くテレビ業界の人
お父さんだけ東京に残って
家族や子どもたちを東京から
どんどん脱出させていました
西日本や海外に避難させていました

テレビのニュースでは
直ちに影響はありませんということを繰り返しながら
でもテレビで働く人たちは
ぜんぜん違う行動をとっているということは
これはおかしいんじゃないかと思うようになりました

2011年3月
おしどりは東京の舞台に毎日出番があったんですけど
楽屋ではみんな
芸人の先輩たちと原発事故の話を心配して
ずっと顔寄せあって話をしていたんですけど

自主規制なんですけど
舞台では原発と爆発という言葉はいっさい使うな
という指示が出ました

本当は原発事故について
めちゃくちゃみんな心配しているのに
でもそれを表には出すな
そういうことを言われたときに
これはちょっとおかしいんじゃないかと思って
本当は何が起こっているんだろうかと思い
原発事故の取材を始めました
知りたかったんです

私たち、2010年まで大阪におりまして
大阪吉本に所属していたんですね
そのときに、いろんな年配の師匠方に
お世話になっていました
そのうちのひとりが
先日亡くなった笑福亭松之助師匠です
明石家さんま師匠の師匠の方なんですね

松之助師匠には
京橋花月という舞台でよくご一緒して
いろいろ教わっていました
さっき、おぼつかない前説をしていた
相方のケンちゃんを
松之助師匠はよく注意をしていて

君はこうなおすべきだ
ここをこういうふうにしたらもっと面白くなるとか
いろいろご指導いただいていたんですけど
ケンちゃんの返事がものすごく
一生懸命聞いているんですけど
頼りない返事だったので
最終的に松之助師匠はケンちゃんに
君はお笑いの皮膚感覚が悪いんかと怒られていて
とても面白かったことを覚えています

松之助師匠にいろんなことを教わり
そのほか、私たちは、大阪に師匠がおりまして
横山ホットブラザーズという
3人組の楽器を使う師匠が師匠なんですね
弟子なんです、私たちは
でも、ホットブラザーズ以外にも
いろんな人にいろんなことを教わりました

第二次世界大戦を経験した芸人の師匠たちは
いろんなことを教えてくれました

第二次世界大戦中は
国策漫才といって、戦争を賛美する
みんなで戦争頑張ろうという漫才を
していたそうなんですね

そのときの台本をいろいろ渡されて
これを読んでみなさいと、勉強しなさいと
いただきました

国策漫才というのは
笑いの部分のくすぐりは面白いんですけど
最終的なメッセージとして、みんなで戦争頑張ろう
お国のために頑張ろうという漫才でした

主婦向けの漫才として
生活の中でいろんな工夫、節約をして
貯金をして国債を買って
その国債を兵隊さんのための戦車とか弾丸とかに
そういうふうに使うからみんなで節約頑張ろう
そんな漫才だったんですね

たとえば
月曜日はしらたき食べて、火曜日は白菜食べて
水曜日はシイタケ食べて、木曜日は春菊食べて
金曜日はコンニャク食べて、土曜日は牛肉食べて
一週間通してすき焼きです、とか
節約の工夫の部分は面白いんですけど
最終的に、みんなで戦争頑張ろう
そういう国策漫才でした


おしどりが芸人になったばっかりのとき
第二次世界大戦を経験した漫才師の師匠方に
いろんなことを教わって
そういう国策漫才の台本を見せていただいて
聞いたんですね、師匠に
第二次世界大戦中の漫才師の師匠方は
この戦争推進の国策漫才を
本当に正しいと思ってやっていたのですか
それとも、この国策漫才をやらないと
嫌がらせとか圧力を受けるから
いやいややっていたんですか
どっちなんですかって聞いてみたんです

そしたら
その答えをくださったのは
夢路いとし・喜味こいし
いとし・こいしという漫才師の
こいし先生なんですけど
国策漫才、どういうスタンスでやってたんですか
という質問には、その答えは

芸人は国のためにしゃべるな
目の前のお客さまの
幸せのためにしゃべれ
そこを間違えたらあかん

そうおっしゃいました

私は、そのお答えを聞いて
質問に対するはっきりとした回答では
なかったんですけど
こいし先生は、国策漫才というのは
お客さまのためじゃなくて
国のためにしゃべっていたと
そう考えてらっしゃるんだなと、思いました

それで、原発事故があって、芸人は
楽屋で原発事故をめちゃくちゃ心配しているのに
でも、目の前のお客さまには
原発と爆発という言葉はいっさい使うな、と
それはもう舞台でしゃべるな、と
言われたときに

そうか、いま舞台に上がって
原発に触れないということは
国のためにしゃべることになるのかもしれない
そう考えて
じゃあ何をしゃべったらいいのか考えるために
原発事故の取材を始めたんです

いとし・こいし先生や松之助師匠だけでなく
本当に、第二次世界大戦を経験した漫才の師匠方の
台本というのは、すごく面白かったんですね

中田ダイマル・ラケットという
上方漫才の古い師匠がいるんですけど
ダイラケ師匠が毎年5月にやっていた漫才は
憲法記念日という台本なんです
うちに音源があるんですけど

季節ネタとして
3月ひな祭りの話をして、4月はお花見の話をして
5月は毎年、ダイマル・ラケットは

憲法の漫才をするっていうのは
私は衝撃でした


何がよかったって
憲法9条に戦争しないっていうことが入ったのが
よかったよなあ、という
それがテーマのダイラケ師匠の漫才なんですね
とても面白いです

いとし・こいし先生の漫才の話を少しだけします
いとし・こいし先生は湾岸戦争が始まったときに
漫才師として
戦争に反対を表明しないといけない、といって

我が家の湾岸戦争

という台本をすぐに書いたんですね
でも、当時、舞台やテレビで国を批判すること
戦争を批判することというのは
なかなか難しくなっていて
いとし・こいし先生は
その我が家の湾岸戦争というネタを
いろんなところでかけようとしたんですけど
止められたそうです

でも、どこでも、NHKでも、自分たちの主張として
漫才をやり続けたとおっしゃっていました

我が家の湾岸戦争というネタは
いろんなことをダジャレで落としていくんですね
きのう、うちでも湾岸戦争が起こった、といって
湾岸戦争、なんで家で起こるの?
お椀が飛んできて
ガーンと頭にぶつかって湾岸戦争やと
イラク戦争がお前の家で起こったのか?
イクラ食べたいというところから戦争が始まって
イラク違うやん、イクラやん
全部ダジャレで落としていくんですね
イクラを食えーと言ったからクウェート侵攻や
とか、こういう話なんです

いとし・こいし先生は
そうやって湾岸戦争をダジャレで落としていって
戦争を笑い飛ばして
戦争なんか本当にすべきじゃないんだ
くだらないものなんだ、やるべきじゃないんだ
そして、みんな普段から戦争のことを
生活のなかで口にして
ちゃんと考えて話しあっていくべきなんだ
そういう思いを込めて
我が家の湾岸戦争というネタを作ったそうです

大阪でおしどりは芸人として
そういう第二次世界大戦を経験した師匠方に
いろんなことを教わっていたので

原発事故があって
みんな原発事故のこと心配をしているのに
だまって舞台に上がりつづけることが
できませんでした

で、いろいろ考えた結果
何が起こっているのか取材したいと思い
2011年の4月から
東京電力の記者会見に行って取材を始めました

東京電力だけじゃなくて
原子力保安院とか規制庁とか
環境省とか厚労省とか
いろんなところでずっと取材をしています
いつの間にか
ずっと取材してるというつもりはなかったんですけど
大手のテレビ局や新聞社の記者さんたちは
人事異動で変わりますので
いつの間にかずっと通いつづけて

もっとも東京電力の
記者会見に出席している記者は
なぜか芸人のおしどり

ということになってしまいました
本当に不思議なことだと思います

東京電力といえば
こないだの金曜日、2月22日に
原子力損害賠償・廃炉等支援機構というところから
資金援助があったんですね

原子力損害賠償・廃炉等支援機構からの資金の交付について 2019.2.22 TEPCO

85回めの資金援助で1889億円
NDF:廃炉等支援機構から
国の組織なんですけど
原発事故の損害賠償にかかる資金援助がされて
トータルで8兆5千億なんです、もう

もう85回めの資金援助ともなると
あまりニュースにもならなくなって…
資金援助が始まったころは
何億円の資金援助です
また国から東京電力に賠償の資金が援助されました
というようなことが出ていたんですけど
もういつの間にか定期的な風物詩みたいになって
あまり話題にも上らなくなっています

国から賠償に関する資金援助されていて
きちんと被災者の方々に賠償がされるんだったら
それは当たり前で素晴らしいことなんですけど
でも、国から資金が入っている一方
東京電力は東海第二原発の再稼働の対策に関して
資金援助をするということになっていて
なんで原発事故を起こした企業が
国からお金が入っているのに
よその原子力を支援するの?と
不思議な状況になっています

本当に不思議な状況はいっぱいあって


東日本大震災があって
みなさん、お給料をもらっている方々は
給料明細に、復興特別所得税というのが入っていて
税金取られていると思うんですけど
私たちも
よしもとクリエイティブ・エージェンシーからの
給料明細で
7割はよしもとが取って3割が芸人なんですけど
その少ない3割からも
復興特別所得税が引かれているんですけど
それがね、個人の場合は25年間
2037年まで復興特別所得税がかかるんですよ個人は

でも復興特別法人税は2年で終わっていて
2014でもう終わっているんですね

そのとき、なんで法人税は短くて
個人に対する復興特別所得税だけ25年
法人は2年で、個人は25年て、それおかしくない?
という、そういう議論あったんですけど

でも当時、安倍政権は、これは成長戦略だと
法人には税金を少なくして、成長するためには
復興特別法人税は短期間で終わらせるんだと
そういう話だったんです

でも結局、成長戦略というのは
いま厚労省の統計の不正問題でいろいろ出てきていて
成長戦略って、成長しなかった戦略というか
成長を装った戦略だったので
本当に酷いことだなと
どれだけ企業に有利な国なんだと
本当にそう思います

2011年からずっと原発事故の取材をしてきて
いろいろ経験してわかったことは

事故の情報というのは、国策に沿ってしまうんだ
ということだったんですね

2011年、原発事故があって
そのときはいったん、日本は
原発を使わない、再稼働しない
という政策だったんですけど
そのあと政権が代わって
原子力がもう一度ベースロード電源になる
となってから
どんどん情報の出方が変わってきました
原子力規制庁や経産省や東京電力が
どんどん情報を出さなくなっていったんですね

原子力規制庁というのは2012年にできた省庁で
原発事故のあと
原子力事業者を規制するところは
原子力保安院というところだったんですけど
それが経産省の中にあったので
原子力を推進する経産省、資源エネルギー庁と
規制をする原子力保安院が
同じ省庁の中に
推進側と規制側が入っていたから
だからきちんと規制ができなくなったと

なので
福島第一原発事故が起こって
経産省から原子力を規制する部署を外に出すべきだ
ということになって
2012年、原発事故のあと
福島第一原発事故を踏まえて
原子力規制庁というところが
経産省から独立してできたんですね

もともと規制庁ができたのは
原子力を規制するためでした
そして、もともとできたときは
原子力をなくしていくと、脱原発だと
再稼働しないという目的の省庁だったんですけど

でも、政権が代わって
原子力がベースロード電源になってから
どんどん規制庁が変わっていったんですね

私、取材をしてまだ2、3年のころで
まだそれがどういう意味かよくわかっていなくて
原子力規制庁の中の人が

マコちゃん見ててごらん、政策が変わったから
これで規制庁の中の人事がどんどん変わっていくよ
これからどんどん元の強硬派が規制庁に入ってくるよ
と言われていたんですね

強硬派?なんの強硬派ですか?と聞いたら
それは原子力推進の強硬派だよ、と
規制庁の中の人たちが変わっていくという
その予言どおり、どんどん人事が変わっていって
2012年に規制庁ができたときの
見慣れた人っていうのは
ほとんどいなくなってしまいました

脱原発をもとに作られていた規制庁は
いつの間にか再稼働をするための省庁になっていって
全国の原発の再稼働を支持する
そういう検討会ばかりになりました

そうか、と
取材をして本当のことが知りたかったけど
でも
情報がそもそも出てこなかったら調べようがないんだ
ということに気づきました
いまやっている厚労省の統計の不正問題もそうですね

原発事故の問題で
おととい福島県の伊達市に
取材しに行ってきたんですけど

伊達市議会で市議たちが研究者を呼んで
勉強会をしていたんですけど
伊達市長が東京大学の先生に論文を書いてくださいと
伊達市民の人たちのデータを勝手に渡していて
それで書いてもらった論文が、間違いがとても多くて

事故のあと住民の方々は
思ったより被ばくをしていなかった、と
除染をする必要がなかった、と
そのような内容の論文を書いていたんですけど
それは、市長が東大の先生に依頼していて
その論文には間違いが多かったと
そのことについて、伊達の市議の人たちが
どういう状況、どういう経緯で
こんなことになったのかというのを
いまずっと追及しているんですね
それが、おとといのことです

20190222福島県伊達市議員勉強会KEK黒川氏"宮崎早野論文の解説"レポ&動画byおしどりマコ

この論文の問題も
厚労省の統計の不正問題も同じなんですけど
行政や国家だけが情報を独占して
都合のいいところだけを使って
自分たちに都合のいい結果だけを出してくる
そうされてしまうと
どの情報が隠されて、どういう状況になっているのか
結果しか押し付けられないと何もわからないので
私たちが考えたり判断することが
なくなっちゃうんです
社会が壊れていっちゃうんです

ずっと取材をしていて
そのような行政や国家による情報の独占と統制が
社会に結果だけを押し付けて
そしてコントロールしていってるんだ
ということを知りました

私は原発事故のあと取材をして
たくさんの人たちが
いま何が起こっているのか知りたい、と
ちゃんと教えてほしい、と
そういう人たちが増えれば
社会は変わっていくんじゃないかと思って

なので芸人だけどずっと取材をしていたんですね

でも、いくら知りたがりが増えても
そもそも情報が出てこなければ
出てくる情報が黒塗りであれば
出てくる情報が改ざんされていれば
そしてそもそも情報を調べていなければ
知りたいと思っても
出てこないんだということに気づいたんです

ずっと取材をしていて
いろいろな研究者やいろいろな省庁の官僚と
いろんな話を聞いて考えました

本当は自分たちも情報を出したいと思っているよ、と
でも、政策がこういう判断をしている以上
個人の判断では出せないんだ
そう断られたこともあります

原発に否定的な情報を出そうとした研究者が
自分が失脚するだけだったら
覚悟を決めて情報を出せるけれど
自分の研究室が、院生の就職がなくなると
そういうことを大学側に言われたら動けなくなった
そうおっしゃる方もいました

調べていても社会が変わらなければ
政策が変わらなければ出てこない情報もある
ということを知りました

ずっと取材をしてきて

もっと私は
ちゃんと情報を出したいんです
知りたがりを増やしたいんです



どうやって社会を変えたらいいのか
いろいろ考えて悩むこともあるんですけど

2014年から、私たちおしどりは
毎年ドイツの国際会議に呼ばれていて
ドイツの原子力…
今年はフランスとオランダにも行きましたけど
ヨーロッパの原子力についても
いろいろ取材しています

そして
ドイツの放射線防護庁という省庁の
官僚の方に言われたんですけど
ドイツの原子力の放射性廃棄物処分場の
取材をしていたんですけど
インタビューをとったドイツの防護庁の役人の方が
福島第一原発事故にとても関心を持っておられて
私に逆に質問されたんですね

2016年の取材で
2017年の4月に、福島第一原発事故のあと
避難解除される地域がいくつかある
ということを聞いて
日本政府はいったいどれくらいの線量の基準で
避難解除を決めたんだ、と
私に質問しました

私は
2017年4月から避難指示が解除される地域は…
1年に20ミリシーベルトの被ばく線量以下のところで
避難指示が解除されます、と答えました
そしたらドイツの放射線防護庁のお役人は
とても驚いて
20か?と、2じゃないのか?と
12とかの間違いじゃないのか?と
とても私が疑われました

ちなみに、年に20という意味は
私たち、普段、一般に暮らしている人たちは
1年間に1ミリシーベルトまで、ということに
法律ではなっているので
1年に20ミリというのはその20倍なんですね
とても高いんです
ドイツの放射線防護庁のお役人に
そうです1年に20なんです
2とか12の間違いじゃないです、20です、というと
ドイツの放射線防護庁の方は

あなたの言うことはまったく信じられない
僕は僕であとできちんと確認する
20は信じられないんだ、と
やっぱり信じてもらえませんでした

なぜ20が信じられないかというと
年20というのは、ドイツでいえば
原発作業員の線量限度なので
子どもにも妊婦にも年20を強いるというのは
まったく考えられない、と

ドイツでいえば
小学校に原発を作るようなものだから
それはあり得ないんだ
ドイツ国民はそれを許さないだろう、と
日本の国民は年20の避難解除を許したのか
と聞かれたんですね

そのときに、私
ショックを受けて、そうか!って
私、年20ミリというのは避難解除の基準として
高すぎると思っていたんですけど
怒っているつもりだったんですけど
でも、そうじゃなくて

許した側の国民だったんです

それを突き付けられた気がしました

そのドイツ放射線防護庁の博士は
いろいろ言われました
原子力は民主主義と同じなんだ、と

ナチスのヒトラーを
ドイツは民主主義の選挙で選んでしまった、と
勝手にやつは出てきたわけじゃない
民主主義の選挙だ
日本も民主主義の選挙を使っているだろう、と

民主主義の選挙というのは
おろかな市民であれば
おろかな代表を選んでしまうんだ

なので、市民がおろかであってはダメだよ
ちゃんと勉強して、いろいろ調べて考えて動いて
そして議論に参加しないといけないんだ、と

誰か偉い人、研究者、政治家
力を持っている人、その人の意見を
鵜呑みにしてしまってはダメなんだ、と

だから
民主主義の選挙というシステムを使っている限り
市民は調べて考えて動くべきなんだ
そうしないと民主主義は機能しないんだ
そういうことを教わりました

原子力も同じで
誰か偉い人の意見を聞いていてはダメなんだ
自分たちも、市民がいろいろ調べて
議論に参加すべきだ、そう言われたんですね

だから、年20ミリの避難解除の議論というのは
誰か、研究者、政治家、偉い人たちが決めて
それに対して怒ったり抗議するだけではなくて
そもそも私はどうすべきか
という意見をちゃんと持って
そして議論に参加すべきだったんだと
そうしなければ、ただ怒っているだけだったら
受け入れた側の国民だった
ということを突き付けられました


そう、世の中を変えるのは
いろいろ難しい、途方もない
壮大だと思いがちなんですけど
でもそうではなくて
ドイツやフランスやオランダの
学生の方々や若い方々は普段から
社会や政治の話をしてらして
そのことをたくさん突き付けられました

ドイツの高校生、15歳、16歳の学校で
原発事故の話をしたときは
みんなとても原発事故に関心を持っていて
そして政治の話をたくさんしていて
みんな支持政党を持っていたんですね

あとからいろいろ聞くと
日本に留学したことがあるドイツの高校生に聞くと
日本の高校生は
女の子は男の子の話しかしなくて
男の子はテレビの話しかしなくて
政治の話ができなかったと言われてしまいました

みんな支持政党をもっている
社会のことを考えている

すごいね!って
私、15、16のときに
支持政党なんか持っていなかったし
いまの日本で15歳、16歳で
支持政党を持っている人はほとんどいないと思うよ
偉いね!って返しちゃったら、ドイツの高校生に
それでは日本は
選挙権を持ってから支持政党を考えるんですか
それじゃ遅くないですか?って言われちゃって
あ、大人がしょうもないことを…
というふうになりました


世の中を変えていくというのは
社会を変えていくというのは
途方もないようなことに思いがちなんですけど

でもそうじゃなくて、私は
普段から生活の中で社会のことを考えて
話していくことだと思います

選挙のときの1票も大切ですけど
そうではなくて、どこに足を運ぶかとか
何を買うかとか、どういう時間を過ごすかとか
生活の中に社会を変えていく1票というのは
たくさんあると思います


家族と話をすること
友だちと話をすること

私よくやるんですけど
ご飯を食べに行ったりとか
ときどきタクシーに乗ったりとかしたら
運転手さんとかお店の人と、いろんなこと話をします
身の回りで、生活の中で
いま自分が住んでいる社会のことを
身近な人と話をしていくこと

それぞれがいろんな場所で
半径5メートルを変えていこう、と
話をしていこう、と
そういうアクションが
世の中を変えていくんだと思います

うっかり私は
原発事故があるまで
社会のことを考えるのをとてもサボっていて
でも本当は、社会に住んでいる限り
誰もがやらないといけなかったんだと反省しています

原発事故の集団訴訟で
なりわい訴訟という裁判の団長が
原告が4千人いる大きな裁判の団長なんですけど
彼に取材をしていたとき
すごくいい話をいっぱいしてくれて
頑張っていい記事書いてねって言ってくださったので

すいません
私いま取材していますけど本当は芸人なんです
と言ったんですね
そしたら中島団長は

そうなの?

オレいま裁判の原告団長だけど
本当は魚屋!

って言われて

お互い原発事故があるまで
社会のことを考えていなくてばかだったねって
でも、もうそれはダメだったって気づいたから

原発事故だけじゃなくて
憲法の問題とか米軍基地の問題とか
経済の問題とかブラック企業の問題とか
最低賃金の問題とか
いろんなこと考えないといけないねって

自分に関係ないから、じゃなくて
社会に住んでいる限り、ちゃんといろいろ知って
動いていかないといけなかったんだねって
そういう話をしました


歯磨きをサボると虫歯になります
歯磨きが好きで大好きで趣味でやっている人って
あんまりいないと思うんですけど
でも、ちゃんとやっていたら
サボると気持ちわるいですよね

歯磨きをするように
自分が住んでいる社会のことを考えるというのは
とても大切なんだと気づきました

歯磨きをサボると虫歯になるように
自分が住んでいる社会のことを考えるのをサボると
大きなしっぺ返しが、自分に、自分の人生に
社会にくるんだと思います

歯磨きをするように
社会のことを考えよう
半径5メートルを変えていこう


それが今後の自分の好みの未来をつくる
ステキな未来をつくる作戦だと思います

今日、2月24日
気持ちのいい日曜日
こうして足を止めてくださって
私の話に耳を傾けてくださったこと
とても感謝します

また言うのを忘れていました
私、おしどりマコと申します

自分の半径5メートルを変えるために
歯磨きをするように社会を変えていくために
今年、私は7月の参議院議員選挙で、全国比例で
立憲民主党から立候補する予定になりました

みなさん
足を止めてくださってありがとうございます
おしどりマコでした

2019年2月23日

東京都 2月24日🔥立川駅北口デッキ街宣🔥おしどりマコ

おしどりマコが街宣します
2月24日日曜日
12:00-12:30 立川駅北口デッキ

神奈川県 2月23日🔥鎌倉駅,横浜駅 街宣🔥おしどりマコ

おしどりマコが街宣します
2月23日土曜日
13:00-13:30 鎌倉駅東口
18:00-18:30 横浜駅西口

ツイッターより

2019年2月22日

20190222福島県伊達市議員勉強会KEK黒川氏"宮崎早野論文の解説"レポ&動画byおしどりマコ

黒川眞一・島明美「住民に背を向けたガラスバッジ論文 7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠となり得ない」岩波「科学」2月号

2019.2.22 13:30-15:30 黒川勉強会
黒川眞一 高エネルギー加速器研究機構名誉教授「宮崎早野論文の解説」


ツイキャス録画
ツイッターより一部引用
髙橋議長「なぜ伊達市で除染がなされないのか、少しずつ少しずつ調べた結果、いろんな方々や、伊達市の島さん、KEKの黒川先生と出会い、いろんなことが分かってきた」 「いろんな問題がありますが、まず、伊達市の手続き上の問題を『科学』に論文化、今日はそのことを中心に。」
「第一論文、第141回放射線審議会で参考資料として紹介されたが今年の1月にはずされた、なぜ外されたか。」
以下はまとめ参照

2019.2.22 宮崎早野論文に関する黒川眞一氏による伊達市議会勉強会 関連ツイートまとめ

20190222伊達市議会 黒川勉強会「宮崎早野論文の解説」レポートbyおしどりマコ


このあとおこなわれた記者レクのまとめ

2019.2.22 宮崎早野論文に関する伊達市議会勉強会 黒川眞一さんによる記者レク at 福島県政記者クラブ 関連ツイートまとめ

その他参考

岩波『科学』2019年2月号
電子版)黒川眞一氏&島明美氏「住民に背を向けたガラスバッジ論文 7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠となり得ない」英文抄訳版
PDF) A Glass Badge Study That Failed and Betrayed Residents — A Study with Seven Violations of Ethical Guidelines Can Be No Ground for Government Policies / Shin-ichi Kurokawa, Akemi Shima

2019年2月20日

20190220東京電力福島第一原発かながわ訴訟横浜地裁判決レポート(2)弁護団解説byおしどりマコ

20190220東京電力福島第一原発かながわ訴訟横浜地裁判決,弁護団解説:おしどりマコさんレポート - Togetter


おしどりマコ ツイートより一部引用
「私たちが主張していた被ばくの危険性は全面的に裁判所には届かなかったなと。全てを否定するつもりではないですが」「LNTモデルに関しては傾聴に値する見解ではあるが確定した見解ではない 「私たちも疫学的に確定した見解と主張していたわけではない、様々な知見を組合わせて、合理的に判断する根拠となりうる知見だと主張していた。」 「裁判所は、しきい値がない、という見解もとらないが、国が主張する100mSv以下では問題がない、という見解もとらないと。」 「確定的ではない、流動的な状況の中。避難指示が出てないところから事実上、避難を強いられたと。区域内外に関係なく避難慰謝料を認められるべきだと。」 「仮に将来がんになったとき、被ばく由来なのか、その他の要因なのか、判然としない、その不安を抱えながら生活を強いられるということは損害。それを避けるための避難は合理的、そういう判断」  原告の女性「昨日、眠れなかった、緊張している感覚は無かったが。感想は、この訴訟は区域外から避難した方もたくさん原告に入っている、十分な賠償を受けられてなかった、賠償に濃淡がないように 「と思ってきた、賠償の話になるとよくわからない。相当不安だった。内容をみると棄却された方が23人もいらっしゃった。弁護団にも支援の方々にも感謝しているが、棄却された方々のことを」  「棄却された方々のことを考えると、大きなショックとしてまだ残っている」 原告の方「みなさんとともに戦ってきた5年と少し。判決はよくわかりませんでした。自分のことを言えば、ふるさとを破壊され、生活を破壊された」 「そこのところをわかってほしかったが、そういう判決を期待していたが。私のところは自己決定権侵害慰謝料。自己決定権じゃない、奪われたんです」(略)

20190220東京電力福島第一原発かながわ訴訟横浜地裁判決,弁護団解説:おしどりマコさんレポート - Togetter
関連まとめ
2019.2.20 東京電力福島第一原発かながわ訴訟地裁判決 関連ツイートまとめ

20190220東京電力福島第一原発かながわ訴訟横浜地裁判決レポート(1)byおしどりマコ

20190220東京電力福島第一原発かながわ訴訟横浜地裁判決,弁護団解説:おしどりマコさんレポート - Togetter


「法の庭、八分咲きなり 寒の梅」
おしどりマコ ツイートより一部引用
今、判決文が手に入りました…
(判決文)
『被告らは、国際的にも合意された科学的知見によれば、低線量被ばくによる健康影響については、100mSv以下の被ばくについては他の要因による発がんの影響によって隠れてしまうほど 小さいため、放射線による発がんRISUKUの明らかな増加を証明することは難しいとされており、避難指示区域の指定がない居住地から避難した者について、中間指針ないし被告東電自主的賠償 被告東電自主的賠償基準に基づく賠償額を超える損害は生じていないと主張する。しかし「100mSv以下の被ばくについては他の要因による発がんの影響によって隠れてしまうほど小さい」との 知見は、当該住民にとってみれば、もとの住所地に居住し続ける場合、将来がんに罹患したとしても、それが放射線被ばくを原因とするものなのか、喫煙その他の要因によるものなのかについては おそらく判然としないであるという事態を受忍して生活を続けるということにほかならず、そのような場合の精神的損害の額を被告らが主張するように中間指針が定める限度と認めることはできない 当裁判所は、社会通念に照らし、一般人を基準に考えた場合の「健康に悪影響を及ぼし得る放射性物質の飛来の可能性」の程度に応じて、裁判所が公平の観念に従い慰謝料を量定すべきこととなると の考え方を前提に…

20190220東京電力福島第一原発かながわ訴訟横浜地裁判決,弁護団解説:おしどりマコさんレポート - Togetter
関連まとめ
2019.2.20 東京電力福島第一原発かながわ訴訟地裁判決 関連ツイートまとめ

2019年2月16日

福島県 🔥郡山駅西口 街宣のお知らせ🔥2月16日土曜日12:00-12:30 おしどりマコ

おしどりマコが街宣します
2月16日土曜日12:00〜12:30 郡山駅西口

ツイッターより

2019年2月15日

(林瑞絵の欧州だより)漫才師,パリで講演 原発事故の現状 世界に:おしどりマコ

去る2月1日、おしどりマコさんによるフランス初の講演会が開かれた。

会場は日本語の高等教育で名高いパリの国立東洋言語文化研究所。マコさんは夫のケンさんとコンビを組む漫才師で、東電福島第1原発事故後に取材活動を始めた異色の経歴の持ち主。今回は「原子力と民主主義」をテーマに、取材を通して得た知見や福島第1原発の深刻な現状を、豊富な資料とデータを織り交ぜ語った

北海道新聞 2019.2.15 <林瑞絵の欧州だより>漫才師、パリで講演 原発事故の現状 世界に:おしどりマコ (はやし・みずえ=映画ジャーナリスト)
一部引用
■進まない事故検証
二重規範に違和感を抱いたマコさんは「本当に起きていること」を探るため、東電の会見に通うように。そして時は流れ、今では会見出席数が最多の「記者」となった
■英語圏で発生なら
ここではいきなり鋭い指摘が相次いだ。「政治のことを話さぬ国」「笑ってごまかす国」などなど。辛口で耳が痛いが、興味を持って観察しているからこそ言える「愛のある指摘」に思えた…「もし英語圏で事故が起こっていたら、世界は原子力に関する情報を得て議論がより進んでいたかもしれない」